ついに人々が待っていた使い捨てマスクを使い捨てないで再利用する方法が上海研究チームにより明らかになりました。
現状だとマスク自体が手に入らない状況が続いており、ウィルスには効力がないスポンジやガーゼのマスクをやむを得ず使用している人々も多い中、待ち侘びていた研究結果が発表されたと言えます。
簡単にまとめると下記のようになります。
①使用済みの使い捨てマスクをポリ袋に入れる。
②56度に加熱したオーブンか、ドライヤーで30分間加熱。
③マスクに付着したウィルスが不活性化。マスク機能にも影響無し。
ということで、これで使い捨てマスクを再利用できるということです。
研究チームを率いる闻玉梅さんによると、「この記事で提供される実験データが、民間のマスクの不足を解決するのに一定の救済効果をもたらすことを願っています。」とのこと、同時に「緊急時には、人々はこの単純な技術を採用できますが、他の時期や医療部門には適していません」との発表があり、あくまでも新型肺炎の緊急時に採用してもらうべく行われた研究であることが告げられました。
この件を受け、ネット上ではこのような書き込みも。
”直接レンジに入れれば良いんだよ。俺はとっくに研究結果出てた。”
“30分、時間がちょっと長いなぁ。1分も(ドライヤーで)吹いてたら、イヤになるね。”
”30分は長すぎでしょ。理論と実験は意味があるけど、現実的かというとちょっと違う。
私は直接ベランダに掛けて、太陽の光に晒して風を通してるんだけど、ダメ?”
という感じで、研究としては意義があるのですが、実際にはちょっと現実的じゃないわという実直な意見があります。
56℃で30分間加熱することでウィルスを不活性化できるということを伝えたのは意義のある研究だと思いますので、手持ちのマスクが本当に無くなった場合に試してみて欲しいと思います。
特に中国に居住している人はマスクを付けていないと外出してはならないことになっていると思いますので、マスクが無いと食料買い出しにも行けず、感染してなくても餓死する可能性が無くはないですから、マスクを切らさない努力が必要です。
細かいディテールについては、中国語サイト参照ください。
参考:The Paper